中学時代から高校へ、柄でもない図書委員によく選ばれた。読書家に見えたのはどういう

訳か?確かに紙に何か書いていることは多かったが、目的は漫画ばかり。眼鏡の原因も

小学校時代からの漫画書きが大分影響しているのかと思う。漫画を書いては教室に持っていき、

気が会う奴に見せては自慢していた。

                

当時コンバットがテレビ番組としてはやっていた。 劇画作家として、これを題材にした作品を持

っていった。ノートは高かったので、藁半紙で本を作り、劇画のコマ作りに励んだ。ドイツ兵の

ヘルメットの形状は、なかなか格好よく書けなかった。また戦車の弾の跡の表現にも苦労した。

そうそうプラモデルの戦車に弾の跡をそれなりに格好良くつける方法を発見した。虫眼鏡を使う

方法。燃やすのである。太陽の光を集光し、熱で溶かすと実に良くそれらしくなった。

漫画書きは今でも続いている。ちょっとした暇潰しにはもってこいである。紙と鉛筆さえあれば

どこでも自分の想像の世界が広がるのである。

仕事にも漫画は使える。文字で表現するより人形の姿を書いてからその人形に何をさせるか、

またその為にはバックネットとしてどんな支援業務が必要で、さらにその人間はどんな作業を

どんな形でやれば良いのかと言う事を文章で表現するより、より身近な事柄として浮かびあが

ってくる。そして、紙に書いた簡単な人形が自分だとしたら・・という具合に自分をそこに置いて

みると
人形の苦労する姿や困った時の姿が鮮烈に浮かびあがり、書いている自分を責めてくる。

こう
なってくると、その人形を困らせない方法はないかと周りの環境面にも発展できるような気が

てくる。

読み上げが不要でしたらお停め下さい。

思いで集め  No.2  漫画書き